頸椎は前弯していますが、長時間のデスクワーク、スマホ等々で、頭が長時間、前に出ている状態が続くと、

首の骨がだんだん後弯していきます。ストレートネックは前弯から後湾になりかけている状態ですので、首肩周りの症状が出やすい状態になります。後湾状態（ストレートネックも含む）になると、頸椎椎間板ヘルニアや頚椎症、等神経症状も出やすい状態になります。

胸椎は後弯していますが、ストレートネックの状態が続くと、頸椎への負荷が耐え切れなくなると、胸椎でかばおうとします。そうすることによって、後湾が強くなっていくと、猫背、巻き肩、等の状態になっていきます。

また後弯が強くなることによって、胸椎の動きが悪くなり、肋骨が動きずらくなって、呼吸が浅くなってしまったり、身体が捻りずらくなってしまい、ひどい方は、年齢を重ねた時、圧迫骨折のリスクも出てきてしまいます。

実は、腰椎、仙椎が一番大事になってきます。

「腰を入れる」という言葉があるように、腰椎が前弯することにより、胸椎、頸椎のバランスが整いやすくなります。腰椎が後弯すると、股関節の動きに制限がかかりやすくなるので、運動時のパフォーマンス低下、座骨神経痛（梨状筋症候群）ひどい場合はぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニア、分離症（腰椎疲労骨折）等になりやすくなります。